バイクツーリングその6(北海道) ― 2022年05月29日 00:00
ビッグスクーターで北海道旅行に行ってきたのでそれについて書く。はっきり言って雑記帳です。不満多し。(免許を取って1年以上たったので今回から「初心者が」を抜きました)バイクツーリングは自己責任でやって下さい。
1.新日本海フェリー、苫小牧(自己責任でやってね)
九州旅行を無事に終えていよいよ北海道にバイクで行く事にした。
2カ月連続になるけど今後行くチャンスがあるか分からないので思い切って予約した。7泊8日の私にしては大旅行だ。何とか無事に帰って来たので色々と書いてみたい。
北海道へフェリーで行くには3つの方法がある。敦賀、舞鶴、名古屋のフェリーを利用する事だ。舞鶴便を利用する予定だったが4月以降月水金の3便に減ってしまい予定が合わなかった。名古屋便は丸2日近く船の中で過ごすので揺れるのが心配。到着も朝11時で余り早くない。毎日出ていて20時間で到着する敦賀便を使ってみた。到着は20:30。
出航は23:55だったので19:00頃家を出発した。
京都までは特に問題なく順調だったが滋賀県に入るころから猛烈に寒くなった。
5月後半でこの寒さは信じられない。北海道の夜と同じがこちらの方が寒いくらいだった。利用する人は注意した方が良い。途中で薄いダウンの長袖インナーに着替えたら何とかなった。
夜の高速は暗くて走りにくいので注意。速度を落とした方が良さそう。
敦賀ICで降りたのだがそこも暗くて分かりにくい。片側2車線なのか対面通行なのか分かりにくい。不用意に車線を変えると逆走になってしまうので注意。
ターミナルに着くと案内の人がいてレーンに誘導された。乗船は23:40とかなり遅い。バイクで乗船する時は少し走って直前でバーコードを読み取る。これが意外と面倒。帰りはバイクを倒してしまった。面倒くさがらずサイドスタンドを出すべき。阪九フェリーは検温後発券してくれてそのまま乗れるし、名門大洋フェリーは待機所に来てくれてバーコードを読み込んでから乗り込む。それに比べるとこの対応は不親切だ。
東苫小牧の奴はバイクを倒しても起こすのを手伝う事も無い立派な人物だった。
普通は嫌々でも手伝うだろ。将来は大物になりそうだ。
普通は嫌々でも手伝うだろ。将来は大物になりそうだ。
部屋はSステートというのにした。ほぼ個室で入り口がカーテンというもの。
これは名門大洋フェリーのコンフォートよりさらに広く快適だった。
20時間とはいえ長旅なので神経質な私にはこの程度の広さは欲しい。
部屋にスーツケースをワイヤーでくくれるバーがありこれも使いやすかった。
テレビがあり船の現在地を示してくれるCHがありずっとそれを付けていた。
時計代わりにもなり便利。衛星放送は見られるけどほとんど見ず。
船内にWifiは無く少し古い感じだが快適に過ごせた。
行き帰りとも昼の2時頃を過ぎると陸地に近づくせいかドコモの電波が入りネットは可能。食堂はそこそこ広くメニューは豊富とはいえないがまあまあおいしい。
プロムナードやカフェスペースはくつろげて良かった。帰りはほとんどそこで過ごした。出航後、1時間で風呂は終わるので体が冷えている場合は早めに入った方が良い。バイクは船に入ったすぐの所に置けたので乗り降りとも楽だった。
東苫小牧は行き帰りとも道を間違えてしまい怖かった。
行きは逆方向に行ってしまい帰りは自動車道を降りて暗い国道を走る羽目になった。ヤフーナビの日高自動車道の表示が中途半端でICに入り方が分かり易く表示されない事がある。夜便で行くのが行くのが怖いけど船に乗ると悪くないというのが個人的結論。
しかし再度利用する可能性は非常に低い。夜便なのと東苫小牧の奴の態度が悪いのが理由だ。
2.釧路移動(自己責任でやってね)
苫小牧のルートインホテルに一泊した。道を間違えたせいで着いたのは21:30頃だ。しかし駐車スペースがありあっさり置けたのは良かった。
翌日は8:00少し前に出発した。少し行った所のガソリンスタンドで給油した。
道央自動車道にのってしばらくは順調に走れたのだが道東自動車道に分岐して
走り出した途端に強烈な風が吹き始めた。何とかバイクにしがみついて移動。
道東自動車道にはPAがいくつかあり2回休息した。それほど不便では無い。
100Km位走る毎に休息すれば問題なく走れそう。
釧路周辺も風が強いので注意。晴れている昼間の市街地でも風が強い。
釧路に着いたすぐの場所でガソリンを給油した。
釧路に着いたのは13:00頃。この日は移動に余裕があり割と順調だった。
イオンのコメダ珈琲店で昼食。たまに行くとおいしく満足できる。
イオンは買い物も出来て広いフードコートもあるので休息場所としても良い。
広い平面駐車場もありバイクを置くのも簡単だ。
時間がかなりあったので向かいの快活クラブで休む事にした。
マッサージ席でくつろぐ。釧路まで来て大阪と同じことをするのも
あれなのだが釧路は割と大きな町で便利そう。
天気が良い昼間なのに風が強いのはちょっと残念だが。
それで休息後、イオンで買い物をしてホテルに向かおうとしたのだがここで
トラブルが発生した。リュックを駐車場に忘れてしまったのだ。
走る準備をして最後に担ぐ予定だったのだがそれを忘れて出発してしまった。
間抜けだ。幸いすぐに気づいてUターンして探しに行ったのだが
探しても見つからない。親切な夫婦の方がイオンに届けてくれた。
すぐにインフォメーションコーナーに行き取り戻す事が出来た。
夫婦の方には感謝したい。
ここでもルートインホテル釧路に宿泊した。ルートインは駐車場が割と広い所が
多く停めやすいという評判を聞いたせいだ。釧路でも空きスペースがあり停められた。しかしその日は車が混みそうなので移動してくれないかと言われたので玄関前に移動した。こういうのは少し面倒なのでなんとかして欲しい。
3.納沙布岬、野付半島、網走(自己責任でやってね)
翌日はいよいよこの旅の大きな目的である場所に行く日だ。納沙布岬と野付半島だ。この日も8:00頃に釧路を出発。風もそれほど強くなく順調に走れた。
根室に入った所でガソリンを給油した。大通り沿いにいくつかスタンドがあり給油には困らない。
納沙布岬に近づくにつれて風が強くなり風景もそれっぽくなりやがてオーロラタワーが見えてくる。10:30頃に納沙布岬に到着した。駐車場がやや斜めになっていて風が強い。バイク注意。オブジェや石碑を見てから灯台の方にも行って写真を撮った。晴れていたが海以外は島等は全く見えなかった。北方領土は見えず。
ここには気軽に座って休む所が無さそうな感じだった。それっぽい施設はあったけど入らず。お土産屋さんが開いていたので白い変人(恋人)を購入した。
ついで何か食べたくなったので併設されている食堂でラーメンを食べた。なかなかおいしい。約50分程度滞在して次の目的地に出発した。風が強く寒い感じで座る場所も無いのでそれ以上の滞在は無理そう。
一旦、根室に戻って海沿いの道に出て北上する。この辺の景色も雄大で時々海が見える。風もそれほど強くなく快適に走れた。野付半島は海の中を走っている感じがする。14:00少し前頃、野付半島の先に到着。何もない所だ。
ここでも国後島が見えるかと期待したが全く見えず。意外と遠いのか。
ここで大問題が発生した。キャリアに載せていたスーツケースが荷崩れを起こしてぶら下がっている状態。その横に載せていたリュックサックが無い。しばらく呆然とした。お金類は身に着けているしスーツケースも一応あったので旅行の続行は可能だと思いスマホで写真を撮りネイチャーセンターに移動。リュックサックにデジタルカメラが入っていたので撮れず。ネイチャーセンターでコーヒーを飲み、お土産を少し買った。精神的ショックから食事は出来ず。
どこで落としたかさっぱり見当がつかないのであきらめて次の宿泊地の網走に出発した。野付半島の道を走っていると止まっている車があったので停止してみてみるとドライバーの人がリュックサックを手にしているのを発見。あわてて走って行きリュックを受け取った。お礼を渡そうかと思ったが辞退されて走り去っていった。メルセデスに乗っていた。本当にこの人にも感謝しかない。ありがとうございますと言いたい。スーツケースとリュックサックとも傷が付き残念な感じだが戻ってきたのは奇跡的で悪運が強い。
野付半島から斜里町を通って網走に行ったがこの道は非常に景色が良い。今回の旅行で最も印象的だ。雄大な平原、木立に囲まれた直線、軽いワインディング、海を見ながら走るとバラエティに富んでいる。
16:00頃に網走に到着した。入ったすぐにあるガソリンスタンドで給油した。
ここでもホテルサンルートに宿泊したが駐車場から1階の屋根付きのスペースに移動するように言われた。駐車場で良いのだが建物の1階も駐車スペースになっていて悪くない。動かすのは面倒だが。
セイコーマートで食料や飲み物を色々と購入した。もう少し歩くとセブンもある。
2日続けてトラブルが発生して大変だったがなんとか終了。気を付けなければ。
4.宗谷岬、稚内(自己責任でやってね)
この日も目的地の1つ宗谷岬を目指して8:00頃出発した。
天気は良く網走湖やサロマ湖を見ながら走った。風も強くない。
サロマ湖は海のような巨大な湖で向こうに半島のような土地が見える。とてもきれい。雄武町の道の駅で休息して買い物して少し食べた。この少し先でガソリンも給油した。
こんな感じで順調に走っていたのだが到着まで50Km位まで来た所から風が吹き始めた。残り20~30Kmからはかなりの強風でバイクにしがみついて必死に走った。今回の旅行で最も厳しかった。
宗谷岬から数Km手前の場所で道端をキツネが歩いているのを発見した。
今回見た唯一の動物だ。幸いシカやクマとは出会わなかった。5月はまだ早いのか。後、野生のキツネは寄生虫を持っているので近づかない方が良いのは知っていた。風が強くてそれどころじゃなかったし。
なんとか13:00少し前に宗谷岬に到着した。
最北端のお土産屋で買い物をして料理店でラーメンを食べた。ここのもおいしい。
ここの景色も雄大で良いのだが海以外は何も見えず。樺太は遠いのか。
最北端の石碑や間宮林蔵の銅像があった。写真も何枚も撮影。
最北端に来た感動は余りなくとにかく疲れたのと無事で良かったのでほっとした。
まだ時間があるので稚内にあるノシャップ岬という所にも行ってみた。
稚内市内から割と近い。宗谷岬は30Km位離れている。
ノシャップ岬にはオブジェがあり無料駐車場もあった。風が強く寒かったので写真を数枚撮って退散した。
セイコーマートで買い物をしてガソリンスタンドで給油した。ガソリンスタンドはいくつかあるが駅に近いそこ以外は少し離れている。
泊ったのはサフィールホテルという海の近くにあるホテルだ。駐車場も広い。
バイクを玄関付近に置いてもいいですよと言われたが面倒なので断った。
部屋から海や港が良く見える良い部屋だった。今回で最も良いホテル。
強風に悩まされたが特にトラブルは無く終了して良かった。
5.北海道神宮、その他(自己責任でやってね)
いよいよ北海道最終日。稚内から札幌に寄って苫小牧からフェリーに乗る。
札幌に行くルートは留萌を通るルートが短いのでこちらで行く事にした。
オロロンラインを南下して留萌から自動車専用道に乗る。
稚内からすぐに自動車専用道路に乗れるがここは少し寒い。風は余り吹いてない。
自動車専用道路が終わると海沿いの道に出るのだがこの辺りは今にも雨が降り出しそうで霧のようなものがかかっていた。幻想的だが少し怖い。
海に出ると天候が回復してあかるくなった。この辺りも風は吹いていない。
ガソリンを給油して最初の休息予定の道の駅に着いたのだがなんと工事中で
閉まっていた。トイレはそれほど切迫していなかったので次の道の駅に進む事にした。ガソリンスタンドでトイレにも行けたので行っとけば良かったと少し後悔した。少し行った所に道の駅おびら鰊番屋というのがあったのでそこで休息した。
留萌から自動車専用道路に乗り道央自動車道に入った。ここの最初のSAで2回目の休息。SAで豚丼も食べた。これもなかなかおいしい。ここまでは順調だ。
ここまでは風は弱く小雨が降る程度で順調で今日は大丈夫かと思ったが札幌に近づくにつれ風が吹き始めた。ICを降りるまで風は強かった。宗谷岬よりはましだが注意。札幌に入ってすぐにガソリンを給油した。さすがに大都会で多くのスタンドがあり困る事は無さそう。
14:00頃に北海道神宮に到着。円山公園第1駐車場にバイクは100円で停められる。北海道神宮の入り口は少しわかりにくく駐車場からは動物園を通った側の入り口が近そう。うっそうとした森の中にある。緑が豊かというか不用意に歩くと分からなくなりそう。北海道神宮は色々なご利益があるようでしっかりお参りしておいた。お守りも購入。
夜のフェリー乗船までかなり時間があるので42条の快活クラブで時間をつぶす事にした。ここは割と駐車場も広い。
連日の移動で背中が痛かったのでマッサージ席で背中をマッサージした。少しは効いた感じ。夕食は快活クラブでトルコライスを久しぶりに食べた。がっつりして食べ応え十分。20:00頃快活クラブを出てドン・キホーテで買い物した。色々と売っていて便利だ。
バイクに戻ると紙が落ちていて駐車場にバイクを停めるなという内容だった。
それなりに大きなバイクで駐輪場には停めにくいのだが嫌な感じだった。
場所の正面の駐輪場?とあるだけで地図も無いので不親切だ。バイクは来るなという事か。
42条店は高速のICがすぐ近くにあり便利だった。高速に入ると小雨が降っていて暗い。道が非常に見えにくく怖かった。80Km程度で慎重に走った。他の車は100Km近く出していた。なんとか日高道のJCTまで着いたのだがここで道を間違えてしまった。ヤフーナビの表示が分かりにくくどちらに行けば良いのか分からなかった。結局、高速から出てしまい自動車道には入れず。
方向は間違ってなく並行して国道が走っていてそれを15Km位走るはめになった。この国道が暗くて分かりにくい。怖かったが何とかフェリー乗り場に到着した。
概ね出航の2時間前に到着したので案内の人はおらずバイク表示の所に停車した。
すぐに案内の人が出来てきて裏のスペースに置くように言われた。
やっと船に乗れるとほっとしたのもつかの間で船に乗る直前にチケットを見せる必要がありそこでカバンからチケットを出そうとする時にバランスを崩してバイクを倒してしまった。一旦発車して船の直前でチケットも見せるのはバイクでは危険なのでやり方を改善して欲しい所だ。
人が転倒しているのに案内の奴は全く手伝わず非常に腹が立った。それ以外に誘導の奴も窓口の奴も妙に高圧的で態度が悪い。不愉快なので新日本海フェリーはもう使わない。
帰りのフェリーはほとんど揺れずに快適だった。ゆっくり過ごせたけど色々とあったので余り気分は良くなかった。翌日の20:30頃予定通り敦賀に到着した。
そのまま帰る手をあったが自重してここでもルートインホテルに宿泊した。
別館という奴なのだが部屋が狭くて喫煙だったのでいまいちだった。カプセルホテルや船の中よりましか。ホテルの予約が多く適当にやったので喫煙の部屋に何泊かする羽目になった。全ての部屋にスプレー式の消臭剤があり空気清浄機があったのでそれ程気にはならなかった。
翌日、無事家に到着した。寄り道も考えていたのだが疲れたのとトラブル続きだったので直接帰った。
6.全体的なまとめ(自己責任でやってね)
予想以上にトラブル続きで大変な旅だった。無事帰って来れたのはラッキーだった。はっきり言って向いてない。トラブルや反省点を並べてみると下記の通りだ。
敦賀へ行く夜の名神高速道路が滅茶苦茶寒かった。北海道より寒い。
東苫小牧フェリーターミナルから苫小牧のホテルへの道を間違えた。離れていて不便。
イオン釧路店で忘れ物をする。親切な方に助けられて感謝。
野付半島で荷崩れを起こし荷物を紛失する所だった。再度親切な方に助けられた。
宗谷岬で強風に悩まされる。
稚内-札幌間の道の駅が工事中で使えず。
東苫小牧フェリーターミナルへの道を間違える。
東苫小牧フェリーターミナルでバイクをこかす。
という感じでかなりの数。私の不注意もあり反省しなければならないのだがかなり厳しい旅だった。親切は人に助けられたが逆に不親切な奴もいたので悩ましい所だ。風の強さは下記の3つがひどかった。
1.宗谷岬周辺
2.道央自動車の札幌市周辺、道東自動車道に分岐してすぐの平原
3.納沙布岬、釧路市周辺
2.道央自動車の札幌市周辺、道東自動車道に分岐してすぐの平原
3.納沙布岬、釧路市周辺
行くのなら天候を含めて注意した方が良さそう。私はヤフーの天気予報で晴天が並ぶ日を選んだ。
また、バイクが置きやすいという評判を聞いていたのでルートインホテルをかなり利用したがその感想を並べてみる。全てのホテルに消臭スプレーと空気清浄器あったのは良かった。無料の朝食があるのも良いし助かった。
苫小牧 駐車場が広くすぐに置けた。部屋もまあまあ。
釧路 時間が早く駐車場に置けたが移動させられた。部屋はまあまあ。
網走 釧路と同じ対応。部屋は広い。間違って喫煙を予約してしまったのが残念。
敦賀 駐車場が広くすぐに置けた。別館で部屋は狭く大浴場も狭い。
まあ高級ホテルでは無いので余り過大な要求はしないがどこも駐輪できたのは良かった。悪くない。
こんな感じで色々と書いてきたけど北海道に行けたのは満足している。
とりあえず興味のある所には行けたので良かった。
長距離ツーリングはしばらく控えようかと思う。大変だったので休みたい。