XSR900その2 ― 2025年08月24日 00:00
ヤマハのXSR900を買って約1年たったのでそれについて書きます。
(個人の感想を書いてます)バイクは自己責任で買って下さい。(^^;;
1.XSR900とは(自己責任でやってね)
ヤマハのネイキッドバイク。ストリートファイターとも言われているがXSR900はネイキッドと呼んだ方がいい気がする。
これを買った理由についてはその1でも書いているのだが再度書くけど
普通の大型バイクに乗ってみたかった
クイックシフター(QS)、クルーズコントロール(CC)、電子制御のハイテク装備
納期が比較的短かった
価格が割と安く、オプションが豊富で納車で同時にツーリングも可能だった。
1年経った感想を書くと
一旦走り出すとQSやCCがあるので操作は楽だ
燃費は意外と良く高速なら30Km/L行く事はある、タンクは14Lなので400Km以上
バイクの車体が太いせいか余り足つきは良くない
振動があるようで30分~1時間で手がしびれる
ハンドリングはやや神経質なので注意(サス設定で改善)
という感じだ。かなり慣れたけど気楽には乗れない。
2.本体オプション(自己責任でやってね)
購入と同時に付けてもらったオプションとその感想。
ETC2.0
便利でもはや必須装備。高速の割引プランも使っているので付けて正解。
グリップヒーター、ナックルガード
これも冬場は助かる装備で満足度は高い。乗っててあまり寒くない。グリップ全体をガードしてくれてレバーも守ってくれるので転倒時のトラブルを防いでくれそう。
キャリア、トップボックス
50Lというでかいのを付けたけど日常的に普通に使えている。ツーリングでカバンを入れるとほぼ一杯になる。
フロントシールド
確かに前からの風は余り感じないので役には立っている感じがする。
アジャスタブルクラッチ、ブレーキレバー
ブレーキは近い位置まで調整出来たが、クラッチはそれほどでも無かった。
もっと近ければ楽だが付けた方が良さそう。
エンジンプロテクター、サイドプロテクター
何度か倒しているので付けたのは良かったけど装着位置が高くそれほど出て無くてバイクがほぼ横向きに倒れてしまうのでそちらの効果はいまいち。エンジンガード的なものとは違うので価格の割に役に立っていない。
パフォーマンスダンパー
確かに露骨な振動は無いのだが最短30分で手がしびれるのでましにはなるけど振動を無くすものでは無さそう。無いとどれだけしびれるのか想像が出来ないが効果は微妙。余裕があるなら付けた方が良いと思うが。
サイドスタンドプレート
スタンドの先に付けて設置面積を増やすものこれも付けて良かったけどスタンドをショートスタンドに変えたので廃棄した。
ローダウンリング
元々、シート高がそれほど低く無く車体も太いので余り効果は感じられないが無いとさらに条件が悪いと考えると付けるべきだろう。その一方で車体が垂直に近い状態になるのでサイドスタンドを変更する必要があった。その辺は注意。
3.追加オプション、道具類(自己責任でやってね)
購入後もオプションを付けたりグッズを購入している。それに関する感想。
並べると色々買っていてバカにならない出費だ。しかし快適に乗るため試した。
並べると色々買っていてバカにならない出費だ。しかし快適に乗るため試した。
ドライブレコーダー
ミツバサンコーワのEDR-22Gを使用中。特にトラブルも無く利用出来ている。画像もまあまあきれいだがパソコンで見易いように編集してYoutube等で見るとまあ普通だ。画像の取り出しも無線では遅くMicroSDカードを取り出してコピーする必要がある。画質、使い勝手はアクションカメラには及ばないと思った方が良い。
ショートスタンド
ローダウンして直立に近い状況になったのでスタンドも短いのに変更した。YSPで交換したため物は問題無く使えている。駐輪時の安定は良い。
サイドスタンドプレート
スタンドを変えたためプレートも変える必要があったので自分で交換した。しかし余りうまく行ってない。数か月使うと外れてしまう。走ってる時に外れるのは危険なのでしっかり付けたい。今のがダメならYSP相談になりそう。
振動吸収シート、カバー
長時間乗っているとお尻が痛くなるので色々対策を試したが全てうまく行かなかった。振動を吸収するとましにはなるけど効果はいまいち。カバーも試したがほとんど効果が無くてむしろ悪化した感じがする。早めに専門業者に頼んだ方が早くて無駄金を使わずに済む。
ただし、グリップに巻いたシートは振動をほぼカットしてくれたようで手のしびれはなくなった。10x10cmのシートでグリップはちょうど合うサイズ。
あんこ抜き、ゲルサブ加工
グーグルマップで探した業者さんにあんこ抜きとゲルサブ加工をお願いして加工済。3万円程度で3日程度でやってくれて良かった。足つきは若干改善した。長距離の効果は秋に確認するがこれが最終形になりそう。
タンクパッド
中国製の安いのを付けていたがこれに関係なく傷はつくので今は使ってない。代わりに振動吸収シートを付けてるが見栄えはいまいち。
ゴムのエンジンガード
何度かこかして頭にきたので地面に接触した位置にホームセンターで買ったゴムのプロテクターを自分で接着した。これはうまく行ってがっちり付いている。傷扱いになりそうだがまたこかして苦労するのは嫌なのでこのままで行く。皮肉な事に付けてから一度もこかしていないが。
スマホホルダー
フォルツァに乗ってた時に買ったカエディアのKDR-M28というのをそのまま移植して使用している。ごついのだが頑丈で使いやすい。日よけを上の部分に付けているがそれも付けやすかった。
モバイルバッテリー
最近使っているのはAnkerとUGREENの5000mAhのもの。接続はType-cでコンパクトでそのまま接続可能。ただしスマホをホルダーに付けるとごつくてつかないため延長ケーブルを利用している。泊りがけツーリング時のみ使用。
スロットルアシスト
アクセルを握り続けなくても良いようにキジマというメーカーのアシストレバーを付けている。高速ではCCを使うので必ずしも必要では無いけどこれがあると楽に操作できる。誤操作注意。
インナープロテクター
タイチのプロテクター付きのジャケットとパンツを使用してたがごつくて持ち運びが不便なのでデイトナのインナープロテクタに変更した。これはプロテクタ付きだが軽くてかさばらないので便利。冬場はこれを外に着ると服がばたつかないので良い。夏場でも着られるようにフルメッシュのものを購入。下もタイツタイプのインナーを使用。膝のみのタイプだとずれるのでこちらが良い。ひざのみタイプのプロテクタを流用して膝から脛までカバーしている。
ジェット型ヘルメット
乗ってると妙に疲れるのでジェット型のヘルメットに戻した。カブトのエクシード2というものだ。視界も広いのでこちらが楽だ。ただし風切り音はフルフェイスの方がはるかに静かでうるさいが仕方ない。フルフェイスはカムイ3という奴だった。
バイクシューズ
エルフのシンテーゼ16というローカットの物とデイトナのDS-501を利用している。エルフのは履きやすくて目的地で歩き回るのも良い。デイトナのは足つきを期待して追加購入したが効果はそれほどでは無いけど普通には使えるので併用中。どちらもBOA対応ではき脱ぎは楽だ。
シューズの中敷き
少しでも足つきを改善するためにかかとを底上げする靴の中敷きを使用している。高さは4cmのを使用。かかとが中心になるので効果は限定されるがそれでも楽だし操作も問題無く出来るので使っている。5cmも試したが歩きにくかったのでこの高さにした。
グローブ夏、冬
バイクグローブが3年程度たっていたので買い変えた。デイトナのHBG-037とBMC空冷式グローブという奴。デイトナが冬用、BMCが夏用だ。デイトナは高級といっているが柔らかくて悪くない。BMCは空冷の効果はあまり感じないがこちらも柔らかい。両方ともシンプルなタイプでプロテクターは無いので気を付けて走ろうと思う。
バイク外装シート
アマゾンでHomwarmというメーカー新しい外装シートを買った。黒なので夏場心配だったが問題は無さそう。1年で徐々に色落ちしているけど後1年位は持ちそう。またこれは前後に穴が開いていてワイヤーやロックを通せる。いつもは前後をワイヤーで止めて外れないようにしている。以前はU字ロックも使ってたが場所を取って重いのでワイヤーに変えた。窃盗団がその気になればどちらでも差は無いと思えるので目立たない方が重要。
電動空気入れ
以前のはノーブランドの中国製だったがASMAXというメーカーの製品に買い替えた。コンパクトで空気の注入も安定している。音はうるさいが。以前のも安物の割に良く頑張ってくれたけど実力は上という感じ。月1回定期的にいれている。
メンテナンスバー、ブレーキホルダー
メンテナンスバーは伸縮する金属製の棒。長期に駐輪する時にサイドスタンドの反対側に付けると両側から支える形になり安定する。ブレーキホルダーでブレーキを固定して長さを調節するとバイクを直立に立てる事も可能。スタンドプレートはそれで装着した。
イヤホン
バイク走行中に音楽を聞くのに使用。ソニーのWI-C100という一体型のを使用していたが、最近AnkerのC30iというのを試している。ヘルメットを着脱する時に外れるのが問題になるけど一体型のは落ちる事は無いので使いやすい。C30iはオープン型で付け方が従来のと違うので試してみたがやはり落ちる事があるので2つをひもで結んで使おうかと思っている。インカムを使う手もあるけどソロ専門で高いので使ってない。
旅行用バッグ
ボックスに入る30L程度の物を購入した。どちらかというと宿泊用の荷物を入れる。スーツケースと違ってセキュリティは心配だが普通のツーリングなら問題無いしボックスにちょうど入る。使い勝手は良い。
スマホナビ
長年、ヤフーナビを使っていたが有料版なのに広告的な物が出て肝心のナビがいまいちなので使うのを止めた。グーグル的な近道ナビが多くなっていてこれでは使う意味が無い。代わりに使っているのはトヨタのmoviLinkというアプリ。ナビはヤフーよりまともだし無料で使える。地点登録も可能でしつこい広告も無し。画面は殺風景だったが設定で多少見易くなる。秋はこれで出かけてみる。ナビタイムも気になって動かしてみたが最低IDを作らないと無料試用は出来ないみたいでナビが動かなかった。
4.セッティング(自己責任でやってね)
バイクの設定で変更出来る所はやっているのでそのまとめ。
走行モード
走行モードは1~4がある。4が一番穏やかといいたい所だがそれでもうまく操作しないとギクシャクする。最近は慣れてきたが4でも反応は問題無いし街乗りで強力なパワーは必要ないので4のまま使用中。高速でも問題無く早いしCCと組み合わせると燃費はいいのでこのまま使う予定。
電子制御
IMUが付いていてそれに応じてトラクション、ウイリー、スリップのコントロールが働く。3つとも弱い方の1でゆるくオンにしている。ウイリーに関しては1度だけ前輪が浮く感覚があったので付けておいた方が良さそう。普通の人が電子制御のアシスト無しでこのパワーのバイクを走らすのは厳しそう。
リアサスペンション
リアは柔らかさと伸び側減衰力が変更可能。柔らかさは足つきにも関係しそうなので最も柔らかいレベルに設定した。これには付属の専用の工具を使用する。この設定でも余り乗り心地は良い感じでは無い。柔らかくするとでこぼこ道で跳ねるような感じになるので減衰をゆっくりにするとそれが多少穏やかになる。そのままでも乗れなくは無いけど気になる人は減衰もソフトにする。
フロントサスペンション
意外と重要なのがこの設定。フロントサスの設定で操縦性が変わる。伸び方向と縮み方向の強さを設定できる。両方とも下から2番目にして緩い設定にした。前を緩くしても足つきの影響は少ないだろうと思っていて初期で乗っていたのだが設定を変えるとかなり安定して走ってくれるようになった。初期設定では曲がりの反応が早すぎて駐車場等でゆっくり走っている時に急激に曲がる事があったがそういう挙動は無くなった。低速で安定するのは大きいのでこの辺で悩んでいる人は試すのを勧める。
クイックシフター
発進後はほぼクラッチを使わないで使い倒している。非常に便利。注意点は20Km以下の速度になると使えなくなる事がある。停車時注意。また渋滞っぽい低速走行で変速するとどこにも入らない状態が起きて「-」マークが表示される事がある。この時はアクセルを離してからクラッチを握って再度入れ直す。アクセルを少しでも回したままだと大きなショックが来ることがあるので注意。
クルーズコントロール
高速道路で定速で走ってくれる。カーブや上り坂下り坂でも低速なのは目的地まで予定通り着くので便利。人間の操作は所詮いい加減で速度は変わるのでこちらを使った方が良かろう。モード4との組み合わせて良い燃費が出るのも良い。
5.まとめ(自己責任でやってね)
色々なグッズや設定を行っているので一度まとめを書きたかったけど書いてみるとかなりの数になった。納車後の大物はドラレコ、シートカスタム、ヘルメットだが他の小物もこれだけになるとバカにならない額になりそう。悪く言うとかなりの金食い虫だ。
しかし、私のような普通の親父が快適に乗ろうとすると色々と工夫する必要がある。ノーマルでは厳しい。何とかまともに乗れるレベルまできた感じなので何年か乗りたい気がする。目標は5年位だな。その先は不明。
バイクに乗っていて悩んでいる人は色々調べてみると解決する場合があるのでやるのを勧める。