プログラミングフォロ for SPEAKを作ってみる2024年09月01日 00:00



プログラミングフォロ for SPEAKを買ったのでそれについて書きます。
(個人の感想を書いてます)家電は自己責任で買って下さい。(^^;;


1.プログラミングフォロ for SPEAKとは(自己責任でやってね)

ロボットキット。完成品では無く組み立てる必要がある。
完成したらプログラミングして色々と動作させる事が可能。
最近はロボットも色々発売されていて数千円から数十万円のものがありピンキリだ。前から興味はあったのだが余りおもちゃっぽいものだとすぐに飽きてしまいそうだし高いのはそこまでの価値があるのか分からんので手が出ない。

昔、それらしきものを買った事がある。前にセンサーが付いていて後輪を制御して書かれている線を検出して走るという車みたいなものだ。
それなりに複雑なプログラムは組めた気はするが結局機能は走るだけだったので割と短期間で飽きてしまった。動作もぎこちなく見ていて面白くない。

それに対してこれは顔に表示を行ったりしゃべったりできるので色々出来そうなので試しに買ってみる事にした。フォロ自体が色々なモデルが発売されていて使えそうな気がしたのでアマゾンで購入。この会社は色々なロボット系おもちゃを発売しているようだ。

一応、動くようになり最低限の動作は可能になったので書いてみようかと思う。



2.購入、組み立て(自己責任でやってね)

アマゾンで購入した。1万円台前半だった。まあこの価格なら手は出る。
1~2日ですぐに配達された。パッケージ内はプラスチックの組み立てキット、基板モーター等が入っていてUSBケーブルまで入っている。USB TYPE-Cで使いやすそう。

組み立ては約3時間と書いてあったが部品点数は多くギアの構成はそれなりに複雑なので急いで作る必要はあるまい。5~6時間程度かけてじっくり作るのがお勧め。
部品を切り取る時余分なプラスチック部(バリ)が出るので良いニッパーかやすりがあった方がきれいに出来ると思う。私は手持ちのニッパーを使ってバリをやすりで削りながら組み立てて行った。

丁寧な取扱説明書があるのでそれを参照してやれば問題は無いと思う。
足を動作させるメカ構成は複雑なので説明書をよく読んだ方が良い。
組み立てに接着剤は不要なのでその辺の面倒さは無い。
細いねじをねじ込む所は精密ドライバーがあった方が良い。
ねじ込む時結構堅いので何度か締めたり緩めたりを繰り返して慎重に締めよう。
電池交換の時、ボックスを横から取り出す必要があるらしいのでそれが可能か確認する。難易度は小学生高学年なら出来そうなレベルだと思う。

なんとか完成したのでスイッチを入れると正常にランプが付いたので成功した模様。プラモデル作成は久しぶりだったのでうまく行ってほっとした。


3.動作確認等(自己責任でやってね)

基板には予めソフトが入っているので動作確認できる。
電源をONにして顔の両側にあるスイッチを同時に押すとソフトが走り出す。
次にA(左),B(右)ボタンのいずれかを押すと動き出す。
 A:探索モード、B:追跡モード だ。
探索モードは障害物を検知して避けながら動き回るのでまずはこれで走り回らせて動作確認するのが良い。

足が6本あるのでそれを順番に使って移動するのかと思ったが6本まとめて
動かして移動している感じだ。昆虫みたいな歩き方だ。
余りきれいにまっすぐ走る感じではない。適当な走り方はご愛敬という感じ。
スピードはそれなりに出るので机の上で走らす時は落ちないように注意。
下側にセンサーは無いようなので机の端の検知は出来ないようだ。
移動スピードの変更は出来ない感じだ。終了は電源をOFFにする。

リモコン動作は出来ない。少し残念だが自律でどこまで動かせるか試したい。
電源は電池動作限定で本体内に組み込まれる。外部に電源ケーブルを
引き出してAC動作させたら長時間動かせて便利だが自己責任で改造出来そう。


4.プログラミング(自己責任でやってね)

これの売りはプログラミングして色々動作させられるというのがあるので
早速やってみた。プログラミングはネット上のサイトで行う。なのでWifi環境が必要。

最初に1度だけロボットとのペアリングをやる必要がある。
USBケーブルを接続して画面上のペアリングをクリックして設定。
ロボット上に表示したりしゃべらせたいならカウントダウンというソフトを選択する。アイコンをクリックしてソフトを表示させる。ロボットとUSBケーブルで接続した状態で書き込みを選ぶとロボットにプログラムが転送される。
ABボタン両押しでプログラムがスタートする。

プログラム画面から初期画面に戻る時は左上の「プログラミングフォロ」の部分をクリック。
自作プログラムを作る時は画面上のプログラムをつくるを選択。入力し終わったら「ほぞん」をクリックすると内容が保存される。プログラム名を聞かれるので入力。他のプログラムを名前を変更して保存するのは出来ない模様。
命令のコピー&ペーストも出来ない感じ。複雑なプログラムは厳しいか。

コマンドに関してはpdfのプログラミングガイドがあるのでそれを参照の事。
命令後のブロックの有無等は理解しておいた方は良い。
表示は全角の日本語も可能。これは驚いた。しかし発音設定は半角のローマ字表記で行う必要がある。表示は「宇宙人」、発音は「uchuujin」。

ウェイト時間の指定は可能だが時間の取得は無理のようだ。ランダム動作のための命令も無い。何か良い方法があればいいのだが。
そこまで対応するとおもちゃのレベルを越えそうな気がするので割り切ってる感じ。


プログラムの簡単なアドバイス
変数は数値変数入力/出力の上下ボタンで変更していくつか使う事が出来る。
変数指定は数値定数で行う。
変数、数値定数、数値比較と条件分岐を組み合わせるとIF文のように使える。

SWITH文は無いようなので多数分岐はIFを繰り返す。
回数ループと数値定数か数値変数出力を組み合わせると繰り返しが可能。途中でBREAKも可能。

マトリックス文字列を表示する時は最初の文字を空白にした方がタイミングが合う。マトリックス表示を繰り返しを行うので0.3~0.5秒のブロック後空白のマトリックスドットを実行して表示を消す。



5.まとめ(自己責任でやってね)

なんとか組み立てて動作させる事が出来た。なかなか愉快。
プログラムを色々やってどこまで動かせるかやってみたい気がする。
しゃべってくれるというのは予想以上に面白い。

これを拡張してくれてさらに色々動かせるようにしてくれたら良いのだが
価格が高くなりそう。数万円レベルになりそうだ。
そういう需要が今の時点でどれだけあるのか分からないのだが
徐々に増えてくると思われる。ロボット業界の将来は明るいはず。
リモコン動作や本格的なプログラミング環境があるとさらに素晴らしい。

この価格でこの内容は一応満足できたので今後も頑張って欲しい。